- デスクワークがメインの社会人。
- またとにかくダイエットがしたい専業主婦。
- 健康管理に余念のない高齢者の方。
こういった方たちは、月謝を払ってフィットネスクラブやスポーツジムに通い、お風呂でさっぱりして帰る!
そんな経験があるのではないでしょうか。
ただスポーツジムはそのコースや使える機材、利用時間などによって料金は千差万別です。
入会したはいいものの、高額な月謝料金を支払えず、そのまま強制退会となってしまう人も少なくありません。
また入会したけど通わなくなり、退会手続きをしないままだった…という方もいます。
ここではスポーツジム代を滞納したらどうなるか、また払えないときはどのような対応をすればいいのかご紹介していきます。

スポーツジムの会費が支払えない場合、約2~3ヶ月程度で強制退会処分となります。
会費の支払い方がクレジットカード払いの場合、滞納履歴に記載され、数年の間個人信用情報機関に登録されます。
この登録期間の間は新規でクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることができません。
会費が支払えないときにはクラブ側と相談し、場合によっては休会措置や退会手続きを取ってもらうようにしましょう。
詳しくは本文を参考にしてください。
スポーツジム料金の相場ってどのくらい?
まずはスポーツジムの月謝料金の相場について見ていきましょう。
フィットネスクラブでは、顧客の目的・使用頻度にあわせた、自由度の高いプラン展開をしているところがほとんどです。
- 「フリープラン」
- 「平日or休日のみプラン」
- 「月○回までプラン」「週○回プラン」
- 「夜間など時間指定のあるプラン」
- 「使える機材指定プラン」
それぞれ月にかかる料金が違いますが、平均すると月々の支払いは約1万円前後といったところでしょうか。
以下の表に、有名なスポーツクラブの平均的な料金をまとめました。
(なお、明記してある料金は、各店舗やコースなどによって異なりますので、目安程度に考えてください。)
クラブ名 | 月会費(フリープラン) |
コナミスポーツクラブ | 10,692円 |
LAVA International | 7,685円~9,537円 |
ゴールドジム | 13,000円 |
東急スポーツオアシス | 11,556円 |
ルネサンス | 11,800円 |
ジョイフィット | 7,199円 |
カーブス | 6,156円~7,236円 |
エニタイムフィットネス | 7,992円 |
ティップネス | 7,020円 |
セントラルスポーツ | 7,111円 |
スポーツクラブNAS | 8,000円 |
このほかに、トレーナー付のパーソナルトレーニングや、スタジオに入って行うヨガやダンス講座には、別途でインストラクター料金などがかかることもあります。
スポーツジムの料金を未払いのまま放置した場合
では、スポーツジムの料金を未払いのままにしたとき、どのような対応が取られるのか見ていきましょう。
- 約2~3ヶ月で会員権を失う
- 通っていなくても支払い義務は発生する
- 強制退会になった場合どうなるの?
- クレジット支払いの場合は大変なことに
約2~3か月で会員権を失う
フィットネスクラブでの料金支払いの大半はクレジットカード払いや、自動引き落としによるもの。
しかし、「うっかり口座の登録をしないままでいた…」という方もいます。
この2か月の間、電話やハガキなどで月謝支払いの案内が来ますので、気が付いた段階で支払えばOKです。
これに応じなかった場合には請求書が届くようになり、それすら無視していると強制退会処分が取られます。

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通っていなくても支払い義務が発生する
また、入会はしたものの都合があわず、通えていない場合であっても、月々の料金は支払う必要があります。
まったく通わず、払わず、そのまま退会処分になったとしても、支払い義務がなくなったわけではありません。
ですから、いつ請求書が届いたり、裁判を起こされたとしても、「これは違法だ」とは言えないのです。
強制退会になった場合どうなるの?
会員権を喪失した場合、当然ですが強制退会となります。
ジムやクラブによっては強制退会者リストが設けられ、社内やスポーツクラブ同士で共有されることもあります。
このため、約3~5年は他のクラブに入会することができません。
クレジット支払いの場合は大変なことに
またクレジットカード支払いの場合、滞納してしまうとあなたのクレジットヒストリー(クレヒス)に滞納した履歴が記載されます。
この情報は個人信用情報機関に数年の間保存され、クレジット会社やローン会社などに共有されます。
このため、新規クレジットカードの審査に通らなくなる、ローンが組めなくなるなど、その後の生活に関わる大きな問題となります。
大手のフィットネスクラブでは最初のクレジットカードの作成をするよう求める場合があります。
契約の際は、こういった問題もあることを念頭に置くよう心掛けてください。
スポーツジムの料金が支払えないときはどうすればいい?
- では、どうしても月謝支払いが間に合いそうにない…というときはどうすればよいのでしょうか。
- まずは通っているスポーツクラブの窓口へ相談
- 口座振替の場合は直接支払うこともできる
- クレジットカード払いの場合はカード会社へ
まずは通っているスポーツクラブの窓口へ相談
あなたがどんな支払い方法で料金を払っている場合でも、まずはスポーツクラブの窓口まで連絡するようにしてください。
スポーツクラブでは様々な支払い方法を用意していますが、それによって対処方法が異なります。
話し合い次第では、途中休会などの対処で支払いを待ってもらえたりすることもあります。
通い続けたいという意思表明をしっかりと行うことが重要です。
また突然の病気や怪我、引っ越しなどやむを得ない事情で通えなくなった場合にも、休会・退会手続きを行ってください。
口座振替の場合は直接支払うこともできる
例えば残高不足で月謝の引き落としがされなかった場合には、クラブにいって直接受付に支払うこともできる可能性があります。
クレジットカード払いの場合はカード会社へ
クレジット払いの場合、すでにカード会社がスポーツクラブへ料金を立て替えて支払っています。
そのため、支払い先はカード会社になります。
口座の残高不足などで引き落とし日に間に合わなかった場合、1週間前後でカード会社から再引き落とし日の明記された書面が送付されます。
再引き落とし日までに料金を口座に入れておきましょう。
その日に間に合いそうにない場合は連絡をして、再引き落とし日の変更をするとよいでしょう。
そのまま会費を支払わず、2か月以上滞納すればクラブからの強制退会や督促状の送付が行われます。
3か月以上滞納した場合には訴訟が申し立てられ、最悪の場合、給与や預金口座が差し押さえられるケースもあります。
充分留意するようにしてください。
まとめ:通い方は人それぞれだけど、通ってなくても支払い義務がある
クラブ会員として籍を置いている以上、施設や設備の利用は自由にすることができます。
プランによって違えど、月1回でも、週5回でも、例え通っていなかったとしても、料金の支払い義務は発生しているのです。
体調不良や突然の怪我や病気で通えなくなったからといって、クラブ側にまったく連絡できない、ということはないはずです。
これからも通い続けたい、という場合には必ずクラブ側と相談してください。
休会措置や退会手続きを取って、余裕ができ次第復会、再入会という手続きを行ってください。
キャッシングでお金を借りて支払うこともできます。