- 「もう親が無理すぎる…顔も見たくない、一緒にいたくない!」
- 「自立した生活を送ってみたい、自由になりたい」
家庭の事情は千差万別。
すべての人が尊敬できる両親のもとに生まれて来られるわけではありません。
なかには今すぐにでも実家を飛び出し、一人暮らしで自由になりたい方もいるでしょう。
でも、一人暮らしには様々なお金が必要になります。
家賃、光熱費、敷金や更新料、日々の食費や固定費に至るまで、すべて自分のやりくり次第です。
今すぐ家を出たくても、そうはできない様々な弊害をひとつずつ取り除いていかなければいけません。
そこでここでは、「家を出たいけどお金がない」方向けの金策方法を紹介していきます。
お金は家を出たい方にとって乗り越えたい壁のひとつ。
ぜひ参考にしてみてください。

今すぐ家を出たい、という気持ちを抑えて、まずは冷静に必要なお金について考えてみましょう。
家を出る方法は何も「一人暮らし」だけではありません。
- リゾートバイト
- 住み込みバイト
- 同棲
- シェアハウス
- 公的支援
親元を離れる、というだけなら、様々な方法があります。
一人暮らしにこだわるのであれば、やはりお金を貯めて堅実に住む場所を決めるほうが安心です。
詳細は本文を確認してください。
家を出るためのお金を貯める方法。堅実にコツコツと貯めていくしかない
とにかく今すぐ家を出たい…だけどお金がなくてどうしようもない。
勢いに任せて飛び出そうと思っている方は、少しだけ落ち着いてください。
ネット上には確かに「勢いで出れば割りとなんとかなる」というような記事がたくさんあります。
でも実際には「ネカフェ難民」などという形で、帰るべき家もなく放浪状態になっている方もいます。
勢いは確かに大切ですが、いま一度深呼吸してみましょう。
今手持ちで持っているお金で一人暮らしができないようであれば、何らかの金策を講じる必要があります。
リゾートバイト、住み込みバイトで実家から離れてお金を稼ぐ
今すぐ家を出たいのにお金がない、実家で暮らさずを得ない方は、働き方から考えていきます。
寮やホテル、宿舎に泊まり込みでバイトができるリゾートバイトや住み込みバイトを探してみましょう。
同じ職場の方と共同生活をすることになり、プライベートさえないものの、親元からは離れて生活できます。
また比較的貯金も溜まりやすく、場所によっては温泉に入れたり、実家以上の心地よさを感じることができるかも。
ただしこれらのバイトは短期間限定のものが多く、かつ人気の職種のためすぐ募集が終わってしまいます。
繁忙期となる夏のバイトを目指すのであれば、2~3月くらいから職場を探すようにしてください。
ネットでできる副業やクラウドソーシングでお金を稼ぐ
どうしても今すぐ家を出たいけど、バイトだけではお金がたまらない…。
そんな時はネットでできる副業、クラウドソーシングで少しずつ臨時収入を得ていきましょう。
アンケートなどの小さなタスクでは少しずつしか稼げませんが、プロジェクト型のお仕事は別。
文章を書くのが得意な方は、ライティングでガッツリ数万円稼ぎ出すこともできます。
締め切り厳守、クオリティの高さは求められますが、継続することで信頼度が上がっていきます。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ココナラ」など、ネットで始められる副業も増えてきました。

シェアハウスや同棲など、まずは住める場所を探す
家を出たい、という強い気持ちのまま飛び出すと、思わぬ犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
勢い任せで成功する人はごく一握りです。入念な準備と手回しを怠らないようにしましょう。
例えば友人とシェアハウス、恋人と同棲など、一時的にでも身を置ける住まいを確保してください。
ネカフェ、カラオケは利用せず、民泊や長期滞在可能なホテルなど、しっかり体を休められる場所を選びましょう。
働くにしても、生きていくにしても、住まいを得ることは何よりも重要なことです。
参考:https://www.airbnb.jp/
公的支援を受ける(生活保護、婦人相談所、民間シェルター)
もしも虐待や暴行、DVを受けている場合、「家を出たい」より「逃げたい」という気持ちが大きいことでしょう。
緊急で避難する場合は警察に駆け込むべきですが、長期的に逃げ続けることはできません。
家庭環境が崩壊している場合、婦人相談所から婦人保護施設、民間シェルターなど、様々な施設を利用することができます。
もちろん女性だけでなく、男性でも利用可能です。
また各施設の場所は入所者の安全を守るため秘密にされていますので、安心して相談してください。
その後一人暮らしをしていくにあたり支援が必要な場合は、生活保護などの公的支援を活用しましょう。
可能であれば状況をよく知る第三者を伴い、一緒に説明を受けながら申請を行ってください。
参考:https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/index.html
カードローンを利用するのはちょっと待って
今すぐにでも家を出るためにお金を借りよう…そう考えている人も多いかもしれませんね。
ですがちょっと待って!お金を借りて一人暮らしを始めると大変なことになります。
- バイトでお金を稼いでいるけど貯まらない
- お金を借りて一人暮らしをはじめる
- バイトで稼いだお金が、それまでかからなかった一人暮らし費用でさらになくなる
- 借りたお金が返せなくなり、本末転倒状態に…
これからもっと稼げるから大丈夫!
そう意気込んでいても、いつどんなことにお金が必要になるかわかりません。
生活費を借金で取り繕ってしまうと、自転車操業に陥る危険性もあります。
一人暮らしを始めるためにお金を借りるのではなく、あくまでも「足りないぶんだけを少し借りる」に留めておくようにしてください。
家を出るために必要なお金を計算してみよう。100万円あれば大丈夫?
家を出たい!という気持ちはあるけど、どのくらいお金が必要なのか…。
はじめて一人暮らしをしようという人は、なんだかピンときていない方も多いと思います。
ここでは概算ではありますが、家を出るために必要な費用を概算してみました。
初期費用はどのくらいかかる?部屋の費用、引っ越し費用、家具の費用など
それでは簡単にではありますが、一人暮らしをはじめるにあたり必要な費用総額を見てみましょう。
費用 | 内訳 | 必要な金額 |
部屋の費用 | 初期費用全般 敷金、礼金、仲介手数料 前家賃、管理費、保証料など |
家賃の5~6ヶ月分程度 |
引っ越し費用 | 引っ越し方法による 自家用車、友人の補助 引っ越し社に見積もりを頼む |
0円~30,000円前後 |
直近の生活費 | 家具、家電、生活必需品 | ~10万円 |
もし仮に家賃5万円の部屋を借りるとなると、それだけで30万円ほどが必要です。
家具家電付きの部屋を借りれば、ある程度費用を抑えることはできるかもしれません。
しかし室内クリーニング料、鍵交換費用など、初期費用がかさむことも考えられます。
もちろん管理費、共益費、敷金礼金も必要ですので、余裕を持って貯金をしておきましょう。

家を出ることのメリット・デメリット。深呼吸のために必要な確認事項
ここまでひとり暮らしに関する具体的な費用について紹介してきました。
今すぐ飛び出したい、と考えていた方も、少し落ち着いてきたのではないでしょうか。
ここからは改めて、「家を出る」ということのメリットとデメリットを紹介します。
家を出ることの最大のメリットは自由と自立、ストレスからの解放
- とにかく自由!
- 親の目、監視、管理から逃れられる
- 自立した生活を送ることができる
- 節約術・金銭感覚が身につく
今すぐ家を出たいという人のなかには、家庭環境に辟易としている方も少なくありません。
親がいるからできないこと、監視されているような感覚は、常にストレスとなっています。
一人になるということは、そうしたストレスから完全に解放されることを指します。
自立し、「自分の稼いだお金で生きる」ことが身につくため、経験値としては大きなものです。
「やらなければならない状況」を自分で生み出すことで、節約術や金銭感覚を覚えることもできます。
家を出ることの最大のデメリットはエネルギー消費。病気をしても一人きり
- 病気してもひとり
- お金がたまりにくい
- 何もかも自分でやらないといけない
- とにかくエネルギーを消費する
一人暮らしをするにあたり、不安を感じている方も多いでしょう。
風邪や病気をしてもひとり、何もかも自分でやらなければいけません。
万が一の時のことを考えて、友人や恋人にいつでも頼れる地域を選びたいところです。
また20代の一人暮らしは、想像以上にエネルギーとお金を消耗します。
できるならシェアハウスや同棲など、一人あたりの消費を少なくできる暮らし方をしていきましょう。
まとめ:家を出るためのお金は自分で稼ぐしかない。親の言うことなんて聞いてられるかー!
「家を出ること」における成功談は、ネット上でいくらでも見つけることができます。
ストレスからの解放、なんでも自由にできる、自立した生活を送れる喜びは、何にも代えがたいものでしょう。
しかしそれ以上に、生活そのものが成り立たなければ意味がありません。
お金を借りて一人暮らしをはじめてしまうと、1ヶ月後には破綻してしまっている可能性が高いです。
親に頼らない生活を選ぶ以上、お金は自分で稼ぐしかありません。
このページで紹介したこと以外でもお金は稼げますが、絶対に闇バイトには手を出さないようにしましょう。