教育費

養育費が払えない。家裁の支払い命令や給料差押えが届く前に|滞納SOS

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養育費が払えない

「元妻との子供の養育費だから何とか払わなければ」

あなたもお子さんのことを思い、こんな風に悩んでいるのではありませんか?

 

養育費の金額は話し合いか調停などで取り決めされます。

よほどの事情がない限りは支払わなければなりませんが、あなたにもご自分の生活があります。

そこで、「支払わないとどうなるのか?」を解説し、あなたの経済的負担を少し軽くする方法をお伝えします。

養育費はたとえ破産しても義務が残ります。「払う前提」で考えるのがベストです。

 

サチコ
このページの要約

養育費は育てない側の親が自分の子の養育に必要な費用を負担するものです。

その義務は免れるものではありません。

ただし、あなたにもご自分の生活がありますので、以下の方法を使って解決しましょう。

*養育費が払えないときの解決法*

  1. 話し合いで減額の交渉をする
  2. 減額の申し立てをする
  3. 相手が再婚したり収入が増えたりしたら減額や払わなくてもいい
  4. 詳しくは本文を参考にしてください。

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養育費の支払えないからは免れられない

子供のいる夫婦が離婚する場合、養育費を巡っていろいろと葛藤や争いがあるケースがほとんどです。

しかし、夫婦間の感情は抜きにして、基本的に子供を育てない側の親は、自分と同程度の生活水準を維持できるだけの「養育費」を払う義務があります。

これは「生活保持義務」といって、未成年の子どもに対して、親が必ず持つことになるものです。

例え借金まみれであっても、失業していても、生活水準を落としてでも守らなければなりません。

また養育費の支払いに関しては時効がなく、特別な契約をしていない限りは必ずついてまわるものとなります。

「支払えないから」といってその義務を免れられるものではありません。

 

養育費は本来「子どもの権利」

離婚時にゴタゴタしていた場合、養育費について決めずに離婚してしまうケースもありますが、育てる側の親は後からでも請求することができます。

また、養育費はとかく親たちの間で取り決められがちですが、本来、子供に請求権があります。

ですので、もしも離婚の際にもめて、元配偶者が感情のままに「養育費なんていらないから早く別れて」となった場合でも、あなたが子どもから養育費を請求されたなら払わなければなりません。

本来子どもが持つべき権利を、親が勝手になくしてしまうことはできないのです。

サチコ
きちんと育てていくためにはお金が必要ですもんね…

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払えないと最悪、差押えになるケースも

差し押え

「そうは言っても自分の生活が精一杯で払えない…」

と、監護者でない、つまり育てない側のあなたがこのような状況の場合はどうなるのでしょうか?

相手から親や会社に直接連絡がいく

相手から催促の連絡があるはずです。

養育費の取り決めを口約束だけでした場合に多いのが、あなたが払ってくれないからとあなたの親や兄弟など身内に請求するケース。

あるいは、「お母さんから○○に払うように言ってください」と身内ルートであなたに請求してきたりする可能性もあります。

こうしたケースは、口約束に何ら法的効力がないため、相手もどうしても感情的に訴えてくるしかないので仕方のないところではあります。

最悪、相手の性格によってはあなたの会社へ直接連絡をしてくれる可能性もありますので注意が必要です。

 

家庭裁判所から催促や命令の連絡がくる

離婚調停など裁判上で養育費を払うことが決まっている場合。
この場合は家庭裁判所(家裁)を通じて支払いをするよう促してきたり(履行勧告)、「○月○日までに払うように」といった命令(履行命令)をしてきたりします。

 

10万円以下の違反金を払わされることも

履行も命令も、どちらも法的効力はないので強制力はありません。

だからと連絡もせずに払わないでいると、履行命令に対して従わないということで違反金のような意味合いの「過料(あやまちりょう)」として10万円以下の支払いを命じられることもあります。

 

強制執行で給料や銀行口座が差し押さえられる

強制執行がなされる場合がある状況

履行・命令があっても払わない、払えない場合には最終手段として、強制執行となる財産の「差し押さえ」をされてしまいます。

離婚する際、上記のように債務名義を残していると、養育費の支払いを怠った時、すぐにでも行うよう強制執行がなされます。

たとえ上記のような債務名義がなかったとしても、訴訟を起こされ養育費の支払いが命じられれば、それに従う必要があります。

それでもなお支払いをしなかった場合、強制執行が行われることになります。

 

給料の差し押さえで会社に連絡が

給料差し押さえ

あなたが会社員であれば、まず給料を差し押さえられることになるでしょう。

しかも、差し押さえにあたり会社にその旨の連絡がいきます。

もちろん、給料が全額没収されるわけではありません。

 

*給料の差し押さえ対象*
給与手取り額 差し押さえ対象
(1) 給料の手取りが33万円までの場合 1/4まで
(2) 給料の手取りが33万円を超える場合 (1)+超えた分の全額

 

例)手取り50万円の場合

330,000円×25%(1/4)=82,500円

500,000円-330,000円=170,000円

82,500円+170,000円=252,500円

 

上記ケースの場合、252,500円の範囲内で決められた養育費を給料から毎月引かれることになります。

 

1回でも払わなければ将来の養育費も差し押さえられる

通常、差し押さえは「現時点」が対象ですが、養育費に関しては1回でも支払いを怠れば将来の分の養育費まで差し押さえられても文句は言えません。

つまり、「18歳まで」「成人するまで」と取り決めた将来分の給料を毎月差し押さえられるだけの、いわば「差し押さえの予約」のようなものです。

ですので、度に将来分を一括して差し押さえられるわけではありませんし、養育費の場合、差し押さえの対象となるのは「給料」だけです。

サチコ
養育費の未払いで差し押さえなんて、悲しすぎますよね

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払えない場合の解決策

解決策

では、払えないとどうなるかがわかったところで、あなたに合った解決策を見つけていきましょう。

  • 話し合いで減額の交渉をする
  • 裁判で減額請求にしてもらう
  • 相手が再婚した収入が増えた場合は支払わなくてもいい

話し合いで減額の交渉をする

話し合いで減額

元配偶者と冷静な話し合いができるのであれば、養育費の額を減らしてもらえるよう「話し合い」をするという方法があります。

まずは「約束したのに申し訳ない」と詫びることからスタート。

「給料が減ってしまったから」「再婚して家族が増えたから」
こういったこちら側の都合は、その後に「払えない理由」として説明するようにしましょう。

また、今後の支払い額や支払方法について見直したら、相手の信頼を得るためにも「公正証書」にすることをあなたから提案してみてはいかがでしょう。

公正証書は、国から認められた公証人が証人となる書類です。

法的効力が強く、払わなければ差し押さえとなるわけですから、その覚悟があるということを示すことは、「払えない」ことの相手への誠意でもあります。

 

裁判で減額請求にしてもらう

元配偶者との話し合いが無理な場合には、家庭裁判所に調停・審判の申し立てをする方法があります。

そして、改めて支払いの金額や方法を決め直すことになります。

「約束をしたのに支払えないなんて親として失格だ」

あなたが払おうという意思を持っているなら、こんな風に自分を責める必要はありません。

養育費は、その時点のあなたの収入も考慮しながら取り決めをしたはずです。

しかし、時間が経てば状況も変わります。長期入院やリストラなどで急に払えなくなることもあります。

なので、前向きに考えて減額の交渉をしましょう。

 

申し立ての詳細についてはこちらのサイトで確認してみてください。

「裁判所|養育費請求調停」

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_07_07/

 

相手が再婚した収入が増えた場合は支払わなくてもいい

そもそも養育費は一度取り決めたら、ずっと変わらないわけではありません。

元配偶者の状況がこんな風に変わった場合、今後は支払わなくてもよくなったり、減額が認められたりします。

  • 離婚の時には仕事をしていなかったが仕事を始めた
  • 仕事はしていたけど当時より収入が増えた
  • 再婚して子供と養子縁組をした
  • 養子縁組はしていないが実質的に子供を養っている

相手が再婚したのに、それも知らずにいつまでも払っていた…というケースは少なくはありません。

なので、人によっては時折、互いの状況を見直してみる必要があるのかもしれませんね。

 

まとめ 養育費は子供の生活状況によって減る場合も

養育費の減額も

あなたにピッタリの方法は見つかりましたか?

離婚後に約束通りに養育費をきちんと払っている人は、わずか20%弱だと言われています。

つまり、80%の人が支払っていないということです。

もちろん、この80%の中には本当に生活が苦しくて払えない方もいるでしょう。

しかし、子供への思いより妻に対する憎しみや怒りから「払ってやるもんか」という思いの方や、とりあえず早く離婚をするために相手の要求する養育費でOKしてしまったという方もいるはずです。

では、きちんと払っている20%の方はお金に余裕がある方ばかりなのでしょうか?

決してそうではないはずです。

子供のことを思い、自分の生活を切り詰めるだけ切り詰め、なかには昼夜仕事をしてでも養育費を払い続けている方もいるでしょう。

 

あなたがどちらを選ぶかは自分で決めるしかありません。

だからといって、あなたが無理をしすぎて路頭に迷うことになり、それをお子さんが知れば「自分のために」と小さな心を痛めるはずです。

なので、お子さんのことをしっかり考えたうえで、あなたにできる最善の方法を選んでください。

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