「結納金が払えなくて困っている」という家庭もあるかもしれません。
結納金は100万円以上払っているという人もいたりして、大金を用意しなければいけないのかと、悩んでいる方も多いのでは。
そこで結納金が払えない場合の対処法を紹介していきます!
結婚する時、結婚式以外にも結納金がかかり、頭を悩ませている人もいらっしゃるでしょう。
現代では、結納をせず顔合わせのみで済ませることが増えているので、深刻にならなくても大丈夫です。
しかし、相手側が昔ながらの伝統を重んじる場合は、結納金を用意する必要があります。
結納金を支払う余裕が無い方は、キャッシングを利用する方法も考えてみてください。
「結納を行う人はどれくらいいるの?」「結納金の相場は?」といった疑問にもお答えしています。
詳しくは本文をご参考ください。
結納金無しでも問題なし!穏便に済ませる方法
結納金がない場合、穏便に済ませる対処方法を2点ご紹介します。
- 結納はしないことをさりげなく新郎から伝えてもらう
- さりげなくお金がないことを匂わす
結納はしないことをさりげなく新郎から伝えてもらう
しきたりとして、結納金は新郎側の家族から新婦側の家族へ用意するお金とされています。
ただ、これは時代とともに変化してきて、結納金を必ず送るという考えは薄れてきています。
下記は結納や食事会に関するゼクシィのアンケート結果です。
両方行った:7.6%
結納のみ行った:3.5%
顔合わせのみ行った:83.1%
どちらも行わなかった:5.5%
無回答:0.4%
参考:https://zexy.net/contents/oya/yk/yuinoukiso.html
ご覧のように結納をした家族は、「両方行った」、「結納のみ行った」を合わせてもわずか10%程度です。
もはや結納は、行わないのがスタンダードになってきています。
ただし、まったく顔合わせをしないということは少なく、お食事会という形のみ行っているケースが8割を超えていることがわかりました。
こういった現状もあるので相手方には「結納はせず、お食事会のみしましょう。」と伝えれば、結納金を支払う流れにならず済むはずです。
近年は地域問わず、結納を行わないケースが多いので結納無しでも全く問題ないでしょう。
「結納金を払ってくれないの?」と思う家族はほとんどないはずです。
さりげなくお金がないことを匂わす
「結納金は支払えない」、「お金がないです」、などとストレートに言うのではなく、さりげなく結納金を支払うまで金が回らないといったニュアンスを新郎に伝えてもらいましょう。
例えば下記のような形。
「うちの両親は病気がちで病院通いになっています。」
「両親はすでに定年退職して年金暮らしです。」
「うちは母子家庭で育っているので母が1日働きづくしでした。」
このように言われたら、結納金を支払ってもらおうなんて、相手側も思えないんですよね。
さりげなく、「経済的に結納金を支払うほどの余裕はない」と伝えるのが望ましいです。
ただ、基本的に結納なしでも穏便に済むはずなので、あえて自分たち(新郎側)の家庭状況、経済状況を詳しく話す必要はないでしょう。
相手側(新婦側)が結納を望んできた時に話すというスタンスが望ましいです。
あえてお金が無いアピールをする必要はありません。
しきたりを重視する場合は結納金を用意した方が良いケースも
近年は結納を行うケース自体が減ってきていますが、昔ながら結納を必ず行っている地域があります。
また、ご年配のご家族の場合は結納があった方が良いと考える家族もゼロではありません。
その場合はお互いの家族関係が悪化しないように結納金を検討した方が良いでしょう。
「今は結納はやらないことが多いみたいだよ」と伝えても、「やった方が良い」と言ってきたらそれに応じるしかないでしょう。
ただ、そういったしきたりを重視する家庭の場合、必ずしも現金支給が良いと思っているわけではありません。
習慣によってはお金の代わりに嫁入り道具を渡せば良いというケースもあります。
具体的には結婚指輪、婚約指輪、包丁、タンス、時計などです。
その他、新居に必要となるインテリア類で代用するケースも稀にあるようです。
それでしたら数十万円の結納金より安くなるケースがあるので、どんな風習があるのか、聞いてみると良いでしょう。
結納金の相場とは
結納金の相場は、昔ながらのしきたりで「100万円が基本」という意見もありますが、実際には確固たる相場はありません。
結婚支援を行っている「ウエディングパーク」が結納金に関するアンケートを行っています。
その結果、最も多かったのは50万円から100万円未満で30%。
しかし、この数値も圧倒的な割合というわけではないのでそこまで意識しなくても良いでしょう。
その他の数値は下記のようになっています。
100万円~150万円:28%
30万円~50万円:15%
30万円未満:13%
150万円~100万円未満:5%
200万円以上:4%
参考:https://www.weddingpark.net/guide/enquete/74/
あくまでも結納金を払った人の中での割合ですから、結婚した家族の30%が50万円から100万円未満を結納金として用意しているという訳ではありません。
割合から考えても、仮に30万円だったとしても問題ないでしょう。
例えば、結婚式の祝儀などと違って、たくさんの人からもらえるお金ではありません。
そのため、他と比較されることもないので、いくらであっても失礼ということはないでしょう。
尚、結納金は奇数が良いとされています。
奇数の方が割れない(別れない)という縁起担ぎの意味合いがあります。
ただ、偶数でも末広がりのように80万円や88万円をあえて選択する人もいます。
あくまでも縁起を担ぐという意味合いなので、いくらだったら良い、いくらならダメという明確なルールはありません。
結納金を用意する方法
どうしても、結納金を用意しないといけない場合の対処方法は以下の2つです。
- 結婚式の費用をできるだけ抑える
- 金融機関や消費者金融に借りる
結婚式の費用をできるだけ抑える
話し合いの結果、結納金を用意したほうがよさそうという場合は、どうにか資金を用意しなければいけません。
その場合は、結婚式の費用をできるだけ抑えるという方法もあります。
結婚式の費用を抑えることができれば、ご祝儀との収支で、結果的にほとんどマイナスにならないということもあり得ます。
例えば、ムービー。
業者に依頼してしまうと、30万円以上かかるケースが多いですが、知り合いでムービーが作れる人がいれば、場合によってはタダで作ってくれるかもしれません。
その分を結納金として捻出しておく、という考え方ができます。
ただし、あくまでも主役は新郎、新婦。
実現したい結婚式があるのに、それを変えてまで結婚式の費用を抑えるのは双方にとって幸せな事ではありません。
もし、結婚式の費用を抑えるなら、新婦にはわからない程度、裏の部分でできるだけ経費を抑えることを考慮したいですね。
金融機関や消費者金融に借りる
結納金というのは、いわば一時的な出資金。
継続的な費用が発生するものではありませんから、お金を借りた後も返す目処が立つはずです。
それならば、金融機関や消費者金融から借りることも視野に入れてみましょう。
借入額が少なく、返済期間が短ければ金利も低く、それほど負担にはならないはずです。
近年は1ヶ月以内で返済すれば、金利ゼロの消費者金融などもありますからね。
仮に返す期間が延びたとしても、金利は3%程度で済む金融機関や消費者金融が多いです。
仮に30万円借りたとして金利が3%の場合、9,000円だけプラスして返すという計算になります。
これならそこまで大きな負担にはならないでしょう。
結論、基本的には払わない方向で問題なし!
以上、結納金が払えなくて困っている人に参考になる情報を紹介しました。
結納金は絶対に支払わなければいけないお金というわけではありません。
近年は、「堅苦しいことは抜きにしてお食事会だけにしよう」というケースが圧倒的に多いです。
結納金の話すら出ないこともよくあります。
ただ、しきたりを重視する家族がなくはないので、その場合は数十万円の結納金を用意したいところです。
仮に結納金が必要になったとしても明確な相場はありませんので、無理のない程度でも相手方も納得してくれるはずです。
そもそも借金などをしてまで用意してほしいとは相手側も思っていないので、深く悩む必要はないでしょう。
借金取りではなく、身内同士の話し合いと考えれば不安も吹き飛ぶはずです。