緊急時、咄嗟にプロミスから借りたお金。
借りたときは返せると思っていたのに、想定外の出費が続いてしまった…。
どうやっても返済できないというような状況に追い込まれたとき、どのような対処をすればいいのでしょうか?
どこか別の消費者金融からお金を借りて返済に充てるべきなのか。
それとも、もっと別の方法を取るべきなのか…頭を悩ませてしまいますよね。
ここではプロミスから借りたお金を返済できなくなったときの対処法について紹介します。
プロミスはどんな金融機関なの?
プロミスから借りたお金を返済できなくなったときの対処方法について説明する前に、まずはプロミスについて簡単に解説します。
知っていることでその後の対処方法に影響が出ることもあります。
プロミスの特徴
- プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスのサービスブランド名
- プロミスはSMBCグループ傘下の消費者金融
- プロミスは自社でローンの回収をする
意外と知られていないのですが、プロミスというのは会社名ではありません。
2012年まではプロミスが会社名でしたが、現在はSMBCコンシューマーファイナンスが会社名。
そのサービスブランドの名前がプロミスになります。
SMBCコンシューマーファイナンスの歴史は長く、1962年から貸金業を始め、1963年から消費者金融の業務を行っています。
UFJグループだった時代もあるのですが、現在はSMBCグループに所属しています。
プロミスは保証会社を持たず、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)以外に債権回収を依頼することはありません。
プロミスの取立てはどうなってるの?
それではプロミスで返済が出来なくなった場合は、どのような流れで督促されるのかについて見ていくとしましょう。
まずは電話連絡から
プロミスでは返済期日を過ぎても返済されない場合、翌日中にはプロミスから電話があります。
うっかり忘れ、入金し忘れなど、まずは確認の意味も込めての電話連絡となります。
ここで返済できれば何の問題もありませんが、返済できないような場合は、何度もプロミスから連絡が入ります。
ただしSMBCグループの消費者金融ですので、決して暴力的な厳しい取立てをするわけではありません。
淡々とマニュアルに従った返済の督促をしてくることになります。
また無闇に電話口で怒鳴ったり、上から目線で怒鳴ったりすることもありません。
きちんと支払える期日や現在の状況を伝えれば、それに沿った解決策の提案をしてくれます。
怖がることなく、積極的に相談窓口を活用してください。
返済されない場合は強制執行の可能性も
何度も電話連絡をして督促をしたにも関わらず、返済されそうにもない場合、ハガキや請求書などの文書が送付されます。
音信不通が続き、悪質だと取られてしまうと、「内容証明郵便」が送付されることになります。
内容証明郵便は裁判の証拠にもなる文書であり、つまり債権者が訴訟を起こす準備をしていることに他なりません。
この時点での請求は、「借金の残債+遅延損害金+各文書の送付にかかった料金」など、元金よりも大きく膨れ上がっています。
これらを無視すると簡易裁判所から支払督促状が送られ、出頭を命じられる場合もあります。
さらに無視を続ければ、最悪の場合給料の差し押さえなど、強制執行が行われてしまうことになります。
この流れの中で、プロミスの担当者が自宅に来ることもありますが、テレビドラマの闇金のような取り立てをするようなことはありません。
あくまでも話し合いをするために訪問してくるのだと考えてください。
確実に返済できないことが決まったらどうなるの?
返済できなくなった場合は、強制執行されることになります。
強制執行にはいくつかの方法がありますので、ここではそれぞれの特徴について紹介します。
給料の差し押さえのリスク。自主退職に追い込まれてしまう場合もある
強制執行で最も一般的なのが給料の差し押さえです。
差し押さえと言っても、給料をすべて持っていかれるということはありません。
差し押さえできるのは給料の1/4まで、将来的に天引きされていくことになります。
しかし天引きされるということは、借金返済を延滞していることが会社にバレる、ということ。
当然社内でも噂になり、大問題になってしまうかもしれません。
会社は差し押さえを理由に解雇を迫ることはできません。
ただし、社内での立場は良くない状態になるのは容易に想像できるかと思います。
多くの場合、精神的苦痛やストレスから自主退職を選ぶことになってしまうようです。
資産の差し押さえ・強制売却
給料の差し押さえと同じくらいよくある強制執行が、資産の強制売却です。
資産の差し押さえや強制売却をするのは、プロミスではなく裁判所です。
自動車、不動産などを裁判所が競売にかけて、その売却益を債権者に分配します。
プロミス以外から借りていない場合は、プロミスの借金分だけプロミスの手に渡り、残額があればそのお金は戻ってきます。
ただし家などは手放すことになりますので、非常に厳しい処置になります。
どうしても返済できない!債務整理の手続きを早い段階から考えるべき
どうしても借金が返せない、毎月の負担が大きすぎる…。
病気や怪我など、やむを得ない事情から収入が途絶え、返済が全く追いつかない状況になることもあります。
「返済できない」と分かった段階で、プロミスに連絡、相談することはもちろん重要です。
しかし長期的に返済が困難になった場合は、「債務整理」などの手続きを踏む必要があります。
債務整理の手続きは、主に次の3種類です。
- 自己破産
- 個人再生
- 任意整理
どの方法を選ぶかは、借金解決のプロである弁護士に任せてしまいましょう。
事情や経緯を踏まえたうえで、適切な判断とアドバイスを行ってくれます。
破産なんてしたくない、と思うかもしれませんが、何らかの手段を講じなければ財産も仕事も、すべてを失ってしまいます。
借金問題は必ず解決しますし、放ったらかしにして逃げ切れるものでもありません。
いきなり相談にいくのは難しい、という方は、ネット上の無料診断サイトを活用してみてください。
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