年収や勤続年数不問で借りることができる、りそな銀行のクイックカードローン。
他社では断られた人でもチャンスが見込める、人気のカードローンのひとつです。
しかし、借りた時は誰でも「返済できる」と思い込んでしまっているもの。
病気や怪我、突然のリストラなど、安定収入が途絶え、返済ができない状態になってしまうこともあります。
ここではりそな銀行のカードローンを延滞したときの流れを解説します。
さらに、完全に返済ができなくなった時にすべきことを合わせて紹介していきましょう。
りそな銀行はどんな銀行?
まずはりそな銀行がどんな銀行なのかを知っておきましょう。
返済に関係ないと思うかもしれませんが、りそな銀行を知ることで見えてくることもあるはずです。
りそな銀行の特徴
- りそな銀行はりそなホールディングス傘下の都市銀行
- りそな銀行カードローンの保証会社はオリックスクレジット
- りそな銀行のローン回収はサービサーが行う
りそな銀行は大和銀行とあさひ銀行が合併してできた都市銀行。
りそなホールディングスの傘下にあり、18兆円以上の貸出金残高があり、3大メガバンクに次ぐ大手銀行のひとつです。
りそな銀行カードローンには、「プレミアムカードローン」と「クイックカードローン」の2種類があります。
今すぐにでも借り入れたい!という希望があった方は、「クイックカードローン」を利用したかもしれませんね。
どちらもオリックスクレジット株式会社が保証会社となり、審査を行います。
返済の遅延時の催促などはりそな銀行が行います。
回収が難しいと判断されると、サービサー(債権回収会社)にローンの回収業務が移行します。
ローン債権は債権譲渡や証券化などで他の事業者に移転することもあります。
りそな銀行カードローンで返済が遅れたらどうなる?
それではりそな銀行カードローンで返済が遅れたら、どのような流れになるのかについて紹介します。
返済日に返済できなかったら
りそな銀行カードローンで借りたお金の返済期日までに返済できないと、返済期日翌日にりそな銀行から催促の電話があります。
返済日は毎月5日(休業日の場合は翌営業日)となるので、6日は何かしらの連絡があると考えておきましょう。
この電話で話される内容は下記の2点になります。
- いつまでに返済できるか
- 新しい返済期日
- 遅延手数料を含む振込(引落)金額
ドラマで見るような強引な催促をされるようなことはありません。
新しい返済期日に返済されない場合は、翌営業日中に再度連絡があります。
その電話に応答しない場合、文書での催促が行われます。
りそな銀行からの催促を無視し続けたら
りそな銀行からの催促を無視し続けると、次の2つの可能性が発生します。
- 債権回収会社が回収業務を行う
- 債権譲渡され他社が回収業務を行う
基本的に債権は保証会社に移ることになります。
そこからは「りそな銀行への返済」ではなく、保証会社である「オリックス・クレジットへの返済」です。
いずれにしても催促が厳しくなり、場合によっては督促状が送られてきます。
督促状も無視し続けると、簡易裁判所に訴えられることになり、ここで出頭しなければ強制執行される可能性が大きくなります。
必ず訴えられるわけではなく、強制執行も100%ではありません。
しかし無視し続けると「悪質」だと捉えられ、そうした処分を受ける可能性が高くなることだけ頭に入れておきましょう。
りそな銀行カードローンで借りたお金を返済できなくなったら
りそな銀行カードローンで借りたお金を返済できなくなったときの対処方法は以下になります。
- 返済条件変更を依頼する
- 資産を売却して返済に充てる
- 債務整理を依頼する
返済条件変更を依頼する
りそな銀行のカードローンで借りたお金を返済できなくなったら、まず返済期日前にりそな銀行に連絡してください。
返済できないのが1,2回だけであれば条件変更や、とりあえず利息だけを払うなどの提案をしてもらえる可能性があります。
返済スケジュールの変更はもちろん、返済回数など、計画そのものを見直す必要も出てくるでしょう。
また長期的に返済ができなくなる場合は、その旨を必ず伝えるようにしてください。
資産を売却して返済に充てる
売却することでお金になる資産を可能な限り売却しましょう。
株券や自家用車など、どうしても生活に必要な資産以外を売却し、その売却益で返済を行ってください。
他にも、ゲーム機や書籍、CDやブランド品など、お金になりそうなものをどんどん買い取ってもらいましょう。
自己破産などの債務整理をする場合、結局そういった財産は手放して換価しなければなりません。
資産を守ろうとせずに自分を守るために売却してしまいましょう。
債務整理を依頼する
最後の手段は債務整理という手続きです。
弁護士に相談、依頼を行い、保証会社との間を取り持って、借金の負担を軽減するための最善策を考えていく方法です。
債務整理の方法とその特徴は下記の通りです。
- 任意整理:話し合いにより債務残高の元本だけ返済する
- 個人再生:住宅などを残しつつ、債務の一部だけ返済する
- 自己破産:借金も資産もなくし、ゼロからのスタートをする
いずれの方法も個人では対応が難しくなります。
個人で債務整理を行うこともできますが、莫大な労力と手続きにかかる時間を考えれば、弁護士に相談するのが一番です。
借金について第三者に相談するのは恥ずかしいかもしれませんが、相手はその道の専門家。
日夜借金についての相談を受けているので、特に珍しく感じられることもありません。
一人で思い詰めず、できるだけ早い段階で「借金専門」の弁護士事務所を頼ってください。
また、いきなり法律事務所に相談するのは気が引ける…という方は、無料の診断を利用することも検討してみてくださいね。