「今日の運勢はどんな感じかな?」
毎朝星座占いや血液型占いを見ている女性は多いですよね。
気軽な気持ちであればいいのですが、それでも一喜一憂してしまうものです。
ですが、特に真面目すぎる女性は「電話占い」や「メール占い」に依存してしまうことがあります。
いつでもどこでもできる電話占いの相場はなんと1分で300~400円。
1時間で一気に24,000円にもなり、あっという間に料金が膨らんでしまいます。
- 「自分の納得できる結果じゃなかった」
- 「詐欺だ」
- 「利用していない」
こういった理由から支払いを行わないでいると、大変なことになるかもしれません。
ここでは電話占いやメール占いの料金を滞納した場合に起こることについてご紹介します。
電話占いやメール占いの料金を滞納すると、延滞料金が発生することがあります。
また1ヶ月以上経過し、悪質だと判断された場合は訴訟を起こされることもあります。
滞納を避けるには、払えないと分かった段階でコールセンターへ連絡してください。
また詐欺行為も多くあります。
おかしいと感じたら消費者センターに相談しましょう。
根本的な解決には、電話占い依存からの脱却が重要です。
家族や友人に依頼して、電話やスマホから無理やり距離を置くなどの措置を取ってください。
詳細は本文を確認してください。
電話占い・メール占いの料金を滞納したらどうなる?
まず、電話占いやメール占いの料金を滞納した場合どうなるのか考えていきましょう。
※ここでは「電話占いピュアリ」の利用規約や口コミをもとに解説していきます。
- 延滞料金がかかる
- 1ヶ月以上経過すると料金回収にかかる費用も請求される
- 内容証明郵便の送付がある
- 悪質なケースと判断されると少額訴訟になるおそれも
- 最悪の場合、差し押さえになる可能性も否定できない
延滞料金がかかる
電話占いピュアリでは、鑑定後5日以内が支払期限となっています。
支払い方法が銀行振込、またはクレジットカードでできるようです。
カードであればまだしも、銀行振込は些か早すぎる期限設定のような気がしますね。
この期限をすぎると、年率14.6%の延滞金が発生するようです。
ピュアリでは占い師によって料金が異なり、1分あたり200円~410円とのこと。
仮に400円の占い師と30分話したとすると、料金は12,000円ですね。
これを1ヶ月間滞納したとすると、計算式は以下のようになります。
12,000円×14.6%×30日間÷365日=144円
大したことはなさそうに見えますが、油断は禁物です。
1ヶ月以上経過すると料金回収にかかる費用も請求される
1ヶ月以上滞納すると、上記料金の他に、その料金を回収するための費用まで請求されます。
例えば郵便物の料金や、通信料なども含まれるおそれがあります。
内容証明郵便の送付がある
そのまま放置すると、やがて内容証明郵便の送付が行われます。
これは郵便局が「いつ」「誰から誰に」「どんな内容」の文書を送ったか証明するものです。
文書の中身は、「支払いがされていないこと」「支払期日」などが記載されているでしょう。
内容証明が送付されたということは、裁判の準備をはじめている、ということ。
後の裁判で証拠として利用されると、ほぼ敗訴が確定することになります。
悪質なケースと判断されると少額訴訟になるおそれも
電話占い料金未払いの口コミで多いのが、「訴訟」という単語です。
どうやら電話占いの未納は多く、訴訟に発展しそうな火種はいくつもあるようですね。
ピュアリの利用規約でも、「悪質なケースと判断した場合は少額訴訟の手続きにうつる」とあります。
ただ、電話占いの料金が払えない方は、他の支払いでも延滞がある可能性が高いですよね。
そういった方を相手に裁判を起こしても、最終的に費用倒れになってしまうことのほうが多いです。
状況をしっかり話して、回収できない場合には訴訟まで発展することはないかもしれません。
最悪の場合、差し押さえになる可能性も否定できない
しかし、悪質かつ払えるだけのお金がある場合は、容赦なく訴訟を起こされます、
事前に内容証明郵便も送付されていますので、裁判はほぼ確実に敗訴です。
すると給与や財産、預金口座などが差し押さえられる可能性も否定できません。
また裁判にかかった費用も請求されることになります。
「間に合わない!」そんな時はできるだけ早く連絡しましょう
こうした最悪の状況を迎える前に、できるだけ早く支払いが間に合わない旨を伝えるようにしましょう。
各電話占いサイトでは、サポートセンターやメールでも相談を受け付けているところが多いようです。
こんな時は払わなくていい!納得できない場合は遠慮なく専門機関へ
「占い結果に納得できない!」
だからって払わないのはNGです。
「占い結果が詐欺だから訴訟する!」
これも、ほとんど無罪になってしまうでしょう。
でも、どうしても納得することができない場合があるのではないでしょうか。
それは、利用料金とは異なる金額を請求された場合です。
なかには悪質な詐欺も…消費者センターに相談してください
独立行政法人国民生活センター(消費者センター)には、このような事例があります。
占い師と難度も有料でメールをやり取りさせる占いサイト
この事例では、病床の顧客を相手に何度もメールを送り、多額の料金を搾取する極めて悪質な詐欺行為が行われていたようです。
問題点にもあるように、占い師になるためには公的な資格は必要ありません。
そのため消費者センターに相談しても、不当かどうかの判断が難しくなります。
この件ではカード会社とも協力し、厳正な調査が行われました。
その後、サイト業者から希望通りの返金が行われたようです。
参考:https://www.kokusen.go.jp/jirei/data/201605_1.html
電話占いで相談者をおびえさせ、祈とう料などを払わせた商法を不法行為だとした事例
こちらは電話占いの事例ですが、顧客に霊の影響があるとしてお金を騙し取る、いわゆる霊感商法のひとつです。
祈祷料金や護摩料金など、消費者の悩みにつけこんで商品を売りつけるタイプの事例ですね。
この場合は損害賠償請求が通り、サイト運営者側に約70万円の支払いが命じられています。
このように、電話占いに関する訴訟や事例は決して少なくありません。
占いという事業性質から、運営側がかなり強気な対応をしてくる場合も多いようです。
少しでもおかしいな、と感じたら、消費者センターや弁護士に相談してください。
またその際、占い師とのやり取りを記録したものなどがあればとても有効です。
参考:https://www.kokusen.go.jp/hanrei/data/201602_1.html
占い依存から脱出する方法。「占いがなくても生きられます」。
占術の歴史ははるか昔からあるもので、今もなお正しく受け継がれている方はたくさんいます。
しかし、現代における占いは、その日道すがら一喜一憂するくらいの軽さになりましたよね。
もちろん料金の踏み倒しはいただけないことです。
また詐欺行為をされたらきちんと対応しなければなりません。
でもまずは、その占い依存から脱出する方法を考えてみませんか?
- 占いが「ただの相談」になっていませんか?
- そのサイトは占い師を大切にしていますか?
- 占い以外に没頭できることはありませんか?
あなたのその占い電話は、本当に「占い」ですか?
占い師に相談している人の中には、悩みを伝えている方も多いと思います。
占い師はその話を聞いた上で占うのですが、はたしてそれは本当に占いでしょうか。
もちろん先々を占ってもらいたいのであれば構いません。
でも、悩みを話すだけであれば、公的機関にも悩みの相談窓口がたくさん設けられています。
民間の社団法人でも、メール相談、チャット相談をしているところがあります。
どう考えても、電話占いよりもよっぽど安く済みますよね。
電話占いに慣れすぎて、ただ相談を話すだけの場所になっているなら危険です。
相談先を探したり、吐き出せる場所を見つけるところから始めてみてください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/kokoronokenko/soudankikan/jisatsu_soudan.html
占い師はオーディションで選ばれるようなものですか?
占いサイトの中には、「厳正なオーディション」を強いている、というところもあります。
ですが、占い師という職業にオーディションは必要なのでしょうか?
もちろん企業における面接は必要です。
しかし中には、電話でオーディションを行うだけのサイトも存在しています。
本当に誰かのことを占って導いていこうという人を相手に、あまりにも粗雑ではないでしょうか。
その依存は違うものに向けられませんか?
占いに依存しきっている人にとって、それを否定されてしまうのは本当に苦しいことですよね。
でも、占いだけが生活のすべて、というわけではなかったはずです。
電話占いに依存してしまう前、どんなことが好きだったか思い出してみてください。
時間を忘れて没頭してしまうようなことはありませんでしたか?
もし見つからないのであれば、電話占いで「電話占いがやめられない」と伝えてみてください。
そこでやめる手がかりを提示してくれるのであれば、きっとその人は本当の占い師です。
もしもそこで遠巻きでも引き止められるようなら、それはただの商売です。
無理やりにでも距離を置けば、少しずつ熱は冷めていきます。
そうやって少しずつ、電話占いから距離を置いていきましょう。
まとめ:電話占い依存はあまりにも危険。支払えなくなる前に脱却しましょう
電話占いはその性質上、対応者が強気に出ることが多いものです。
公的な資格がないために、法律上の線引がハッキリしていないことが由来しています。
もし詐欺行為にあっている、と判断したら、ただちに証拠を集めるようにしましょう。
ただし、料金を未払いにしたまま放置するのはご法度です。
例えどんなに理不尽な鑑定結果であっても支払わなければなりません。
最悪の場合差し押さえに発展するおそれもあるので、できるだけ早くの連絡を心がけましょう。