幸せな結婚式を終えて、いよいよ新婚生活本番!
新居もかまえて、家具や家電も買い揃えて、いざ甘い夫婦生活…。
と、何もかもスムーズにはいかないものですよね。
実際、新婚生活に使うお金について、しっかり把握している夫婦はそんなに多くありません。
生活に必要だから買う、あれもこれも…なんて、あっという間にお金がなくなってしまします。
夫婦生活を送るにあたって必要な生活費も変わるので、勢い余って貧乏生活になることも…。
では、新婚生活をはじめるにあたって、どのくらいのお金が必要なのでしょうか。
また新婚生活にかけるお金がないとき、どんな対策があるのか解説していきましょう。
新婚生活の費用は結婚式で消費してしまいやすく、なかなか都合がつけづらいもの。
家族や親戚に都合をつけてもらっている夫婦も少なくありません。
少しでも費用を抑えたいのであれば、必要最低限のものをリストアップしていきましょう。
またどうしても費用が足りない場合は、カードローンなどの利用も検討してください。
詳細は本文を確認してください。
新婚生活の費用がない。家賃、家電、家具…生活費が苦しい時はどうする?
最初に、新婚生活をはじめるうえで、ネックになりそうな項目をいくつかピックアップしてみましょう。
- 家賃
- 結婚式のローン
- 食費や光熱費などの生活費
- 引っ越し費用
- インテリア家具・家電製品の購入費
- 出産費用
- 自動車購入費用
こうして挙げてみると、なかなか数がありますね…。
ちなみにリクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ新生活準備調査2016」によると、結婚資金としての貯金額は以下の通り。
- 結婚資金として夫婦での貯金額:平均1万円
- 夫単独での結婚資金貯金額:平均3万円
- 妻単独での結婚資金貯金額:平均5万円
- 夫婦合同での結婚資金貯金額:平均5万円
参考:https://bridal-souken.net/data/trend2016/XY_ML16_report.pdf
結婚式にかかるお金が約300万円なので、ほとんど式のために消えてしまうことになりますね…。
ご祝儀である程度プラスにはなるものの、新生活費用すべてを補うことは難しそうです。
新居への引っ越し、家賃や敷金・礼金の先払い、その他ローンの支払い…。
さらに新生活のために家具や家電を購入するとなれば、100万円以上は余裕を見ておきたいですよね。
それでは、新婚生活の費用がどうしても捻出できないとき、どんな対策が考えられるでしょうか。
- 親からの援助を受ける
- 新生活応援セールやオークション、リサイクルショップを利用する
- 一時的なカードローン
親からの支援や援助を受ける…調査によると援助を受けている夫婦は結構多いようす
最初に考えられるのは、両親族からのお金の支援です。
例えば家具や家電製品をプレゼントしてもらったり、購入費を援助してもらっている夫婦は多いようです。
以下は、各項目別に親からの援助の有無と、その金額を示したものです。
項目 | 援助があった夫婦 | 費用平均 |
インテリア・家具、家電製品 | 51.6% | 平均51.2万円 |
新居の購入、賃貸費用 | 17.6% | 平均295.8万円 |
自動車の購入費用 | - | 平均97.2万円 |
ちなみに、新生活が始まるにあたって、親から援助があった人の平均額は172.6万円です。
ただ傾向としては100万円未満の支援がほとんどで、新居に関しても援助は少なくなっています。
やはりお祝いという形で頂くものですので、自分たちから「支援してほしい」とは言いにくいのでしょう。
すべての家庭事情に共通してできる対策ではないため、あくまでも参考程度にしておいてください。
参考:https://bridal-souken.net/data/trend2016/XY_ML16_report.pdf
新生活応援セールやオークション、リサイクルショップを利用する
結婚式が最も多いのは11月ですが、できれば3月・4月に済ませて「新生活応援セール」を狙うのも1つの手です。
買い揃えなければならない家電がセットで安く購入できるので、早い段階から狙いをつけておきましょう。
ただし3月・4月は引っ越しの繁忙期ですので、引っ越し費用が高くついてしまう恐れもあります。
参考:ビックカメラ新生活応援家電セット2018
それとは別に年末年始の家電福袋を狙う、という手も考えられますね。
価格交渉ができる店舗であるなら、他店と比較して積極的に交渉していきましょう。
またオークションやジモティー、リサイクルショップなどで中古品を探せば、もっと安く揃えられるかもしれません。
さらに家具をセットでレンタルできるサービスもあります。
家電だけでなく家具やインテリアも一緒に探すのであれば、常にお目当ての商品を探すくらいの気持ちでいましょう。
一時的にカードローンで補填する
本当にどうしても切羽詰まってしまった時は、一時的にカードローンで補填することも検討しましょう。
もちろん夫婦どちらにも収入があることは大前提。
親からの支援が受けられる状況であれば、お金を借りるよりずっとそちらのほうが良いでしょう。
忙しさに追われて節約や副業ができず、かといって準備しなければ住むところもない、という時だけです。
また借りる際は必ず、不足分だけを、確実に返済できる額だけ借りるようにしてください。
生活費を借りてまかなうようになってしまうと、その後生活が苦しくなった時多重債務に陥るリスクがあります。
無理のないよう気をつけてくださいね。
新婚生活にかける費用はどのくらい?必要なものをリストアップして必要なものだけ購入しよう
とはいえ、できれば無駄な費用をかけずに新生活を始められたほうがいいですよね。
親に負担をかけたくない、自立したい、という方は、必要なものを最低限まで絞ることを考えます。
ただ食費や毎日の生活費を削ってしまうと、健康を害す恐れがあり、無理は禁物です。
新婚生活をはじめる前には、「必ず要るもの」「そうでないもの」をリストアップしていきましょう。
あなたの生活で必要なものは?インテリア、家具、AV家電、自動車、本当に要るものとは
実家の居間、自分の部屋、キッチン、バスルーム、玄関、トイレにあるものを想像してみてください。
毎日の生活で必ず使うものと、そうでないものに区別できると思います。
何気なく置いてあるけど、一度も触れたことがないものもあるかもしれませんね。
ここでは各部屋ごとに必要なものをいくつか挙げていきましょう。
居間、リビングに必ずあるもの。物を減らせばスッキリして見える
テレビ | 大きすぎないものを選ぶ |
椅子・ソファ | ソファをひとつ、ダイニングと椅子を兼用、座椅子など |
カーペット | 季節ごとにラグと切り替える |
ローテーブル | こたつにしてもOK |
カーテン | 部屋の雰囲気を決める要 |
固定電話 | 最近はあっても使わないことが多い |
空調機器・エアコン | 他の家電とまとめて購入したほうがおトク |
観葉植物など | その他のインテリアは雰囲気を考えて入念に |
居間・リビングは、家族が一番長く同時に過ごす場所。
家具や家電もこだわり抜いて選びたいのは山々ですが、物が多すぎるのもNGです。
スッキリ見せるためには収納場所をひとつにまとめ、棚やラックをうまく配置することが重要。
そのためにも各家財道具は大きすぎず、使いにくくないものを選んでいきましょう。
また各家電はセット売りを利用して、できるだけ費用を抑えてしまいましょう。
寝室・自分の部屋に必ずあるもの。ひとりの時間が大切ならこだわるべき
ベッド・布団 | 毎日長く使うものなのでじっくりこだわって |
タンス・収納 | 生活リズムに合わせたものを選びましょう |
デスク・椅子 | 自室と兼用している場合は配色にもこだわって |
本棚 | 自室と兼用。寝室に置く場合は最小限に |
アイロン | ハンガーにかけてできるハンディタイプもオススメ |
照明器具 | 暖色系の灯りでリラックス。間接照明の数は好みに合わせて |
サイドテーブル | ベッドサイドの小さいテーブル。枕元に置きたいものがある時に |
加湿器・空気清浄機 | 必要に合わせて。 |
観葉植物など | その他のインテリアは雰囲気に合わせて入念に |
寝室や自室は、その人のこだわりが最も現れるリラックス空間です。
特に寝具は一日の中でも長く使うもの、できれば良質なものを選び抜きたいですね。
また書斎や自室と寝室を兼用する場合は、デスクやサイドテーブルなどをベッドの素材に合わせたものにすると統一感が生まれます。
加湿器や空気清浄機、乾燥機などは必要になったら購入するようにしましょう。
照明器具などもリラックス空間には必要ですが、費用を抑えることを考えると必要最低限でOK。
その他のインテリアなども、寝室の雰囲気を壊さないよう、衝動買いしないよう気をつけたいですね。
キッチン・台所・ダイニングに必ずあるもの。団欒の場はできるだけあたたかく
冷蔵庫、炊飯器 | セット買いで安く済ませましょう |
電子レンジ・オーブン トースター |
同上。調理に必要なものだけに絞る |
給湯ポット | 常にお湯が出るものか、都度沸かすものか |
調理器具 | 必要なものを選別して良いものを長く使う |
食器、食器棚 | 食器類は百均でも充分揃えられる |
食器洗い乾燥機 | あとで購入。置き場所にも気をつけて |
ゴミ箱 | 分別しやすい大きめサイズを選ぼう |
ウォーターサーバー | 必要に応じて契約 |
キッチン周りの家電製品は、家電量販店でセット売りされているものの代表格。
冷蔵庫や炊飯器、レンジ、オーブン、ポッドなどは、バラバラに買うよりも新生活応援セールで一気に買ってしまいましょう。
また食器類は百均でも揃えられますが、調理器具は良いものを長く使うほうが経済的です。
包丁やフライパンなどは、できるだけ買い換えなくてもいいようなものを選ぶようにしましょう。
逆に計量カップや計量スプーン、ザル、ボウルなどは安いものでも大丈夫です。
また食洗機はセット商品に同梱されていない場合も多いので、あえて購入する必要はありません。
キッチンの大きさや置き場所に合わせて、うまく量を調整する必要がありますね。
風呂場・トイレ、水回りに必ずあるもの。今後家族が増えることも考えて
洗濯機、カゴ | セット売りで購入。できるだけ容量の大きいものを |
ドライヤー、ヘアアイロン | 必要に応じて。セットに同梱されている場合もある |
バスマット、タオル類 | 珪藻土バスマットがオススメ。タオルは百均でもOK |
風呂場の蓋、イス、洗面器 | イス・洗面器はセットのものを |
鏡 | 風呂場や洗面所にない場合のみ |
ハンガーなど洗濯用品 | 必ずなくなるので百均で常に補充 |
トイレマット、便座カバー | セットで買って雰囲気を統一 |
ペーパーホルダーカバー | 同上 |
洗濯機や洗濯カゴは、今後子どもや家族が増えることも見越して大きめのものを買いましょう。
コテ・ヘアアイロンを使う方は、ドライヤーとセットで購入できる場合もあります。
またハンガーや洗濯バサミは必ず紛失したり、壊れたり、曲がったりして使えなくなります。
百均のものはすぐに壊れてしまいますが、なくなったら買い足す程度で充分です。
玄関に必ずあるもの。いるものといらないものがハッキリする場所
シューズボックス | 備え付けのものがあれば便利 |
玄関マット | 玄関の雰囲気に合わせたものを選びましょう |
スリッパ、スリッパラック | 来客用のものも合わせて。カゴでもOK |
姿見 | あれば便利。必要度に合わせて |
靴べら | 同上 |
観葉植物(風水) | 玄関は運気の入り口 |
傘立て | 傘をたくさん置きすぎないよう小さめのものを |
玄関はできるだけスッキリさせたほうが、風水の視点から見ても良いとされています。
置くものは必要最低限に絞って、できる限り物を減らすようにしましょう。
また姿見がリビングや自室にある場合は、無理に置かなくてもOK。
スリッパを使わない家庭もあるかもしれませんが、来客用スリッパは準備しておきましょう。
まとめ:リストアップすれば費用は変わる。パートナーとしっかり相談して準備を進めよう
いざ新生活をしようとなると、一人暮らしの経験のない方は戸惑ってしまいますよね。
パートナーと生活してはじめて必要だ、と感じるものがどんどん増えていきます。
生活に最低限必要なものをピックアップして、こだわるところ・こだわらないところをしっかり分別していきましょう。
消耗品も揃えなければいけませんし、できれば家具やインテリアはあとから買い足すようにしたいですね。
また新婚生活をはじめるにあたっては、どちらがどのくらいお金を使うかでトラブルが起こりがち。
二人で共通の口座や財布をつくり、そこから費用を捻出するようにすれば、無為な揉め事は避けられるでしょう。
新しい門出をトラブルで台無しにしないよう、慎重に取り組んでいく必要があります。