低金利でインターネットバンキングからも申し込みができる三井住友銀行のカードローン。
とても便利なのですが、無計画に利用すると想定外の事態により返済できなくなることがあります。
事故や病気、自然災害の影響などもあるため、借りたときとは状況が変わってしまうことも珍しくありません。
三井住友銀行の借金をきちんと返したくても返せない。
そんなときはどのように対処すればいいのでしょう。
ここでは、三井住友銀行カードローンの督促方法なども含めて対処法を紹介します。
三井住友銀行で借りたお金を返せなくなった人は参考にしてください。
三井住友銀行ってどんな金融機関?
三井住友銀行は言わずと知れたメガバンクのひとつです。
大きい銀行なのは分かっていても、その特徴については意外と知られていなかったりします。
三井住友銀行から借りたお金を返済できないときの対処法を考える上で、三井住友銀行について知っておくことは重要です。
三井住友銀行の特徴
- 三井住友銀行は3大メガバンクのひとつ
- 三井住友銀行は三井住友ファイナンシャルグループの一員
- 三井住友銀行はSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証会社
- 三井住友銀行のローンの回収はアビリオ債権回収が行う
三井住友銀行はメガバンクですので、会社の信頼を落とすような厳しい取り立てをするようなことはありません。
ただし回収そのものは三井住友銀行が行うのではなく、プロミスの子会社であるアビリオ債権回収が行います。
大手消費者金融であるプロミスがそのノウハウを活かしている、と考えてください。
督促そのものは丁寧に行われますが、専門の業者が行いますので、決して督促が甘くなるようなことはありません。
丁寧にしっかりと回収を促されますので、踏み倒そうというようなことは考えないようにしてください。
また債権回収なんて…と甘く見ず、電話に出なかったり督促を無視したりしないように気を付けてください。
三井住友銀行の督促方法と流れ
三井住友銀行で借りたお金を返済できず、滞納してしまったときの流れを紹介します。
電話か手紙で催促が来る
返済期日に遅れた場合、翌日中には申込み時に入力した電話番号宛にに連絡があります。
知らない電話だと思って電話に出ないというのは避けてください。
オペレーターは決して怒ったり、非難するようなことはありません。
確認事項として「返済が遅れた理由」「いつなら返済できそうか」「遅延損害金の発生」を申し伝えるだけです。
このとき、長期的に返済が難しい場合にはその旨を伝えるようにしましょう。
一時的に利息だけの支払いにしたり、返済スケジュールを見直すなどの提案を行ってくれます。
この電話には必ず出るか、出られなかった場合は折り返しの電話をしてください。
電話に出ず音信不通になった場合、自宅宛にハガキや請求書が送付されることになります。
家族と暮らしている場合、借金やその延滞がバレてしまう原因にもなります。
催促に応じない場合は督促状から裁判沙汰にまでなることも
催促に応じない場合は、三井住友銀行は力ずくで回収をすることになります。
力ずくと言っても暴力的なわけではなく、法的な力で回収をしてきます。
まずは督促状が三井住友銀行(アビリオ債権回収)から届きます。
督促状の内容は、「残債+利息+遅延損害金+文書の郵送料金」などを含めた金額の一括返済要求と、その期日です。
督促状には「期日までに返済がない場合、法的措置に移る」と記載されている場合もあります。
またこの頃には「内容証明郵便」が送付され、債権者が訴訟を起こす準備を整えている可能性があります。
延滞2ヶ月でブラックリスト入り?信用情報に傷がつけば10年間審査に落ち続ける
ちなみに、返済を延滞して2ヶ月以上経過すると、「個人信用情報」に延滞した情報が残ることになります。
これによりローン審査、クレジットカード審査、カードローン審査などに通らなくなってしまいます。
俗に言う「ブラックリスト入り」の状態です。(ブラックリストと呼ばれるリストが存在するわけではありません)
お金の貸し借りにおいて、最も重視されるのは信頼関係です。
金融審査では必ず、個人の信用情報を照会し、事故情報が残っていないかどうか確認します。
せっかく貸したのに返済してくれないような人に、お金を貸すリスクを背負いたくないためです。
またこの事故情報は自分の申し出では消すことはできませんし、なんと最長10年も残ってしまいます。
どんなに支払いが厳しくても、2ヶ月以上延滞してしまうことのないよう気をつけてください。
それでも連絡しない場合はいよいよ裁判沙汰になる
督促状にも応じない場合は、いよいよ簡易裁判所から支払督促状が届きます。
現実的に考えても、一括返済はできない状態にある方が圧倒的に多い状況です。
裁判所では返済計画を組み直して、現実的に返済可能な状態に落とし込むための話し合いをして、返済を進めていくことになります。
それでも返済しない場合は、強制執行が行われ、持っている資産が差し押さえられてしまうことになります。
将来的な給与や、現在住んでいるマイホーム、自動車など、資産と見なされるものはすべて差し押さえられ、換価処分されます。
悪質な滞納者であると捉えられた場合に限りますが、最悪の事態の想定はしておくに越したことはないでしょう。
三井住友銀行から借りたお金を返せなくなったときの対処法
それでは三井住友銀行から借りたお金を返済できなくなったとき、どのように対処すればいいかについて紹介します。
担保の提供でお金を借りる、もしくは買い取ってもらう
今もなおローンの返済に苦しんでいる状態。
ここからさらに金融機関から普通に借りるのは難しい状態になるかと思います。
このような状況で考えるのは、何かを担保にしてお金を借りるということです。
家のクローゼットに高級なブランド品眠っていませんか?
指輪や宝石も担保にして質屋からお金を借りることもできます。
もしくはそのまま買い取ってもらえば、ある程度まとまったお金を作ることもできるでしょう。
定期預金があればそれを担保にお金を借りることができますし、持ち家の場合は、自宅を担保にすることもできます。
資産になるものがあれば、それらを担保にお金を借りることができます。
まずは担保になるものがないか、自分の資産を見直してください。
どこからもお金を集められないときは債務整理
どうしてもお金を用意できないのであれば、その先の選択肢としては債務整理しかありません。
債務整理とは、債権を持っている会社と相談し、お金を借りている本人の負担を軽くする手続きです。
- 任意整理:借金額を減らし、負担を軽くする手続き
- 個人再生:借金額を大幅に減らし、かつ財産を残す手続き
- 自己破産:借金額をゼロにするかわり、財産を失う手続き
借金の残額や返済期間など、総合的に判断してその方法を選ぶことになります。
この判断は自分ひとりでは困難ですので、できるだけ早く「借金問題専門」の弁護士に相談してください。
借入先が三井住友銀行だけであれば、任意整理をするメリットはあまりないかもしれません。
借入先が複数に渡っている場合、おそらく個人再生、もしくは自己破産を選ぶことになります。
現状を伝えるのは勇気がいることですが、しっかりと弁護士に伝えて、最良の方法を提示してもらいましょう。
→自己破産費用が払えない。予納金分納、法テラスなどお金がない時の対応