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クレジットカード

楽天カードに払えない。支払いを延滞、滞納する前の対応策はある?

更新日:

楽天カードに払えない

はじめて作ったクレジットカードが楽天カード!という方は多いのではないでしょうか。

CMやネット広告でもよく目にしますし、審査も早くて通りやすいことから、初心者向けのカードと言われています。

またポイント還元率も高く、楽天市場をよく利用する方にとってはなくてはならない一枚ですよね。

 

しかし初めてクレジットカードを持つ方にとっては、毎月の支払いやリボ払いなどわからないことだらけ。

あっという間に使い込んでしまって、支払い延滞、滞納を繰り返してしまう方も少なくありません。

ここでは、楽天カードの支払いを滞納するとどうなるのかご紹介していきます。

また、どうしても支払えそうにない時にできる対応策も併せて見ていきましょう。

 

サチコ
このページの要約

楽天カードには「自動リボ払い」という設定があり、一括払いだと思っていてもリボ払いになっている、ということがあります。

毎月の支払いをよく確認しないままでいると、いつの間にか限度額いっぱいまで使っていて…という事態が起こり得るシステムです。

リボ払いを含め、毎月の支払いが追い付かない場合、滞納から約1か月で強制解約となります。

支払いができないと分かった段階で、コンタクトセンターまで相談するか、カードローンなどの利用を検討してください。

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楽天カードってどんなカード?

今やお馴染みのクレジットカードとなった楽天カードですが、そもそもどのようなカードなのでしょうか。

ざっくりと特徴をまとめて抑えておきましょう。

 

楽天カードの主な特徴

年会費 楽天カード・楽天PINKカードは年会費無料
利用可能額 最大100万円
引き落とし日 毎月27日(27日が土日祝の場合翌営業日)
利用明細 PC・スマホアプリで過去13ヶ月分を確認可能

紙の明細書発行には別途手数料が必要

国際ブランドマーク 「VISA」「JCB」「MasterCard」
審査 楽天カード株式会社
還元率 100円で1ポイント
リボ払い金利 年率15%
遅延損害金 14.6% or 20.0%

楽天市場といえば、amazonに次ぐ規模のネットショッピングサイトとして有名です。

楽天カードだけでなく、楽天トラベルやカードローンなど、楽天グループのサービスを利用したことがある、という方は多いでしょう。

クレジットカード審査の際には「楽天カード株式会社」という同グループ内の審査を受けることになります。

そのため、楽天銀行やカードローンなどですでに支払いを延滞・滞納をしている場合、審査に通らない、と考えておかなければなりません。

また楽天カードの利用をすると、「カード利用速報」「支払いのご案内」などで、リボ払いを促すメールが届くことがあります。

 

ここに注意。「自動リボ払い」を設定していませんか?

リボ払いとは、毎月の支払額を自分で設定できる仕組みです。

クレジットカードは基本的に一括払いです。

高額な買い物をすると翌月が…と憂鬱になることもありますよね。

しかしリボ払いを利用すれば、高い買い物をしても支払額が一定できますので、計画的な支払いが可能となっています。

 

しかし毎月固定額の支払いとなるので、毎月何かしらの買い物をすれば返済は長期化。

毎月同じ額を支払っているのに、その殆どが利息でまったく元金が減らない、という事態が起こります。

そうして返済総額だけが膨らんでいき、気付いた時にはとんでもないリボ残高になっている…。

こういった事例は、ネット上でも多く散見できます。

「リボ払いは仕組みを理解しないと危険!」という文章を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

 

楽天カードには「自動リボ払い」という支払い方法の設定があり、入会時に登録するかどうかを確認されます。

「利用する」にチェックを入れると追加でポイントが貰えるので、よく確認しないまま申し込んでしまう方も少なくありません。

これは例え「一括払いで」と言っても、楽天カードの支払いが自動的にリボ払いになる、というもの。

買い物をしても毎月一定の支払いで済む分、リボ払いなのでどんどん返済総額だけが膨らんでいきます。

そのまま毎月の支払額を確認していないと、「使った覚えもないのに100万円もの残高が!」ということになりかねません。

こうしたリボ払いによる支払い滞納を含め、楽天カードの支払いを滞納するとどうなるのか、気になりますよね。

 

楽天カードの支払いを滞納するとどうなるの?

それでは、楽天カードの支払いを滞納するとどうなるのか、時系列を追って見ていきましょう。

  1. 楽天カードの利用停止、遅延損害金の発生
  2. 督促状ハガキの送付、電話連絡
  3. 早くて1月後、楽天カードの強制解約
  4. 2か月後、信用情報に金融事故として履歴が残る(ブラックリストに載る)
  5. 裁判所から支払督促状が送付され、強制執行により差し押さえが行われる

引き落とし日(27日)の翌日からカードが利用停止、遅延損害金が発生する

まず引き落とし日に入金が間に合わないと、翌日から楽天カードが使えなくなります。

また以下の金融機関であれば、引き落とし日から4営業日に渡って再引き落としがなされます。

楽天銀行 みずほ銀行 三井住友銀行
三菱UFJ銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行
北海道銀行 北陸銀行 横浜銀行
千葉銀行 広島銀行 福岡銀行
熊本銀行 親和銀行 常陽銀行
肥後銀行 八十二銀行 ゆうちょ銀行

 

4営業日以外に入金が間に合わなければ、楽天側が指定した口座に振込を行うことになります。

振込先は楽天e-NAVIで確認することができます。

また引き落とし日から翌月の9日14:45までであれば、自動音声ダイヤルで振込口座を確認することも可能です。

0120-30-6910/090-474-9255

もしくは、楽天カードコンタクトセンターに問い合わせるようにしてください。

0570-66-6910/090-474-6287

参考:https://www.rakuten-card.co.jp/contact/phone/#rCard

 

また、滞納した翌日から遅延損害金が発生します。

入金の際は支払額+遅延損害金を合算した金額を振り込む必要があります。

 

督促ハガキの送付、電話による催促連絡

督促

4営業日以内に入金が間に合わず、指定口座への振込も行われない場合、督促ハガキが送付されます。

指定口座の記載された文書が届いたら、速やかに支払いを済ませてください。

またこのハガキの送付以降、電話による催促連絡も行われるようになります。

 

見覚えのない多数の番号からかかってくることになりますが、それらはほぼすべて楽天カードの支払い催促の電話です。

携帯電話にかけているのに応答がない場合には固定電話にかかってくるようになります。

余程悪質でない限り職場にまで催促の電話がかかることはありませんが、注意しておくに越したことはないでしょう。

 

とにかく、催促が怖いからといって電話に出ない、というのは絶対にやめましょう。

オペレーター側も何も怒鳴ったり、責め立てるようなことを言うわけではありません。

ただし滞納している以上心証は悪いので、できるだけ早く折り返し、事情がある場合にはきちんと説明するようにしてください。

 

滞納から1月後、楽天カードの強制解約

楽天カードの支払い滞納から早くて1か月後には強制解約となります。

他のカード会社と比べて強制解約までのスパンが短いので注意してください。

また、強制解約となっても当然支払いは行わなければなりません。

更に恐ろしいのが、これ以降になると個人信用情報機関に事故情報が残る可能性があるということです。

 

2か月後、信用情報に金融事故として履歴が残る(ブラックリストに載る)

支払いを行わないまま2か月以上経過すると、個人信用情報機関に「長期延滞」として異動情報が残ります。

これが俗にいう「ブラックリスト入り」状態です。

一度信用情報に傷がついてしまうと、以降5年間、以下のようなことができなくなります。

  • 新規でクレジットカードを作れなくなる
  • 新規でローンが組めなくなる(自動車、住宅などすべて)
  • カードローンなどから新規借入ができなくなる

なぜこのようなことが起きるのかというと、これらにはすべて「審査」があります。

例えばカードローンであれば、お金を借りる人が確実に返済できるかどうか見定める必要があります。

そのため、利用者の過去の信用情報を照会し、異動情報が残っていないかチェックします。

そこに金融事故の形跡があれば、当然「信用ならない」として審査に落ちてしまうことになるのです。

こうした事故情報は5年間保持され、経年でしか消滅することはありません。

 

裁判所から支払督促状が送付され、強制執行により差し押さえが行われる

差し押え

そして、最終的には支払督促状というものが裁判上から送られてきます。

ここまで来ると分割払いなどは全く認められず、滞納全額の一括払いを求められることになります。

一括払いができないようであれば、強制執行により財産の差し押さえが行われることになります。

自動車や家、預金口座や給与などが対象となり、給与が差し押さえられた場合には職場にも滞納の事実が知られることとなります。

 

こうなると働き続けるにしても肩身が狭くなり、最悪の場合退職に追い込まれてしまう可能性も否めません。

差し押さえを回避するには異議申し立てを行い、和解を目指して交渉を行うしかありません。

しかし「支払わない」ということにはできません。

毎月どれくらいの額を、どれくらいの期間で払っていくのかを決めていくことになります。

 

では、リストラや病気、ケガなどの不慮の事態で払えなくなった時にはどうすればいいのでしょう。

こうした最悪の事態になる前に、行使できる対応策はないのでしょうか?

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楽天カードの支払いができない時の対応策

それでは、楽天カードの支払いができない時の対応策についてご紹介していきましょう。

  • 早い段階で窓口へ相談する
  • 親や家族にお金を借りて支払う
  • カードローンで一時的に補填する
  • 債務整理をする

 

早い段階で窓口へ相談する

今月の支払いが難しい、または今後払っていけそうにない…という時には、速やかにコンタクトセンターまで相談してください。

例え全く払えそうになくても、黙って連絡をしないよりはずっと心証よく対応してくれます。

またリボ払いにするかどうか、今後どのように払っていくかどうかなど、丁寧に対応してくれます。

ただし時間帯や日によっては繋がりにくい場合があり、通話料金もかかります。

「払えない!」と分かった早い段階で相談するようにしてください。

自動音声ダイヤル(365日24時間OK) コンタクトセンター(9:30~17:30)
0120-30-6910 0570-66-6910
090-474-9255 090-474-6287

参考:https://www.rakuten-card.co.jp/contact/phone/#rCard

 

親や家族にお金を借りて支払う

身内にお願いする

両親や家族など、お金の支援が受けられる場合は相談することも必要です。

カードの利用や滞納の事実がバレてしまい、厳しく叱責されることも考えられます。

しかし信用情報に傷がつくことや、差押を受けることに比べれば遥かにマシと言わざるを得ません。

恥ずかしく言い出しにくい問題ではありますが、いざという時には話す勇気も必要です。

ただし、友人や知人にお金を借りると大きなトラブルの素となる可能性があります。

借用書をつくり、きちんと返済することを約束した上で、信頼関係を損なわないよう注意してください。

 

カードローンで一時的に補填する

クレジットカードの支払いを延滞し、家族や友人からの援助も受けられない…。

そんな時は、カードローンの利用を検討してみてください。

クレジットカードの審査に通っているのであれば、大半のカードローン審査でも問題なく通過できるでしょう。

要は、カードローンでお金を借り、ピンチの時にだけクレジットカード支払いに充てる、という使い方です。

ただし、あくまでもその月に足りない分だけを借り入れるのみに留めておいてください。

無闇に借り入れを行えば、それだけ毎月の返済額が膨らんでいくばかりです。

まずは毎月どれだけの支払いがあるか十分に確認し、計画性を持って借入を行うようにしてください。

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債務整理をする

家族や知人などに頼れず、身の回りで売れそうなものもなく、体を壊してアルバイトもできそうにない…。

お金の問題だから誰にも相談できず、どうすればいいのかわからない。

そんなときには債務整理を検討してみてください。

 

債務整理とは、自己破産・個人再生・特定調停・任意整理の4種類からなる、借金を清算する手段です。

「クレジットカードで破産!?」と思われるかもしれませんが、楽天カードの限度額は100万円です。

例えば自動リボ払いにしていて、意図せず100万円まで使ったけど、病気で働けなくなった…という事態も考えられますよね。

このように、その人の返済状況などによって取るべき手続きは異なります。

まずは弁護士に相談し、最善の手続きがどれなのか、よく話し合った上で決定するようにしてください。

またネット上の無料診断などを用いるのもひとつの手段と言えるでしょう。

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まとめ:楽天カードの要注意ポイントは自動リボ払い。延滞しそうならすぐに相談を

楽天カードにおける注意点はずばり「自動リボ払い」です。

リボルビング払いは手数料の計算が煩雑で、仕組みを理解しないまま利用するのは危険です。

いつの間にか利用限度額いっぱいまで使っていて、カード利用ができなくなってから気が付く…というケースが少なくありません。

リボ払いをするにしても、まずはどういった仕組みで、どれくらいの支払いになるのか、きちんと計画を立てて利用してください。

またどうしても延滞してしまいそうな時には、早い段階でコンタクトセンターまで相談してください。

やむを得ない事情からどうしても払えない時には、カードローンの利用か、債務整理を検討するようにしましょう。

 

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