- 「美容整形でキレイになれば彼氏もできるはず」
- 「顔のコンプレックスがなくなれば自分に自信が持てるはず」
テレビで美容整形をし他人の映像を見ると、まるで別人のようにキレイになり、人生が大きく変わった!
なんて人を見ることもしばしばありますよね。
「私もこんな風になれるかも(なりたい)…」と思ってしまうのが女性の心理です。
でも、現実問題として美容整形の中にはかなり高額な施術もあります。
悩みを解決したいけど支払いが…とためらってしまう方も多いはず。
そこで、美容整形の費用が払えないとどうなるのか?その流れと解決策をお伝えします。

美容整形は病気と違い、自由診療だけに料金も高くなります。
いくらキレイになりたくても、お金が払えなければそもそも施術を受けることは不可能。
また、キャッシングをしてまで整形するには危険があります。
では、どうすればいいのか?
ここでは解決策として2つの方法をご紹介します。
- 短期で返せるなら「メディカルローン」
- 返済が長期になるなら「カードローン」
詳しくは本文を参考にしてください。
美容整形の相場。プチ整形から豊胸まで。
はじめに美容整形でかかる費用について、各施術の相場をまとめておきます。
- 二重のプチ整形・・・3~5万円
- 二重(埋没法)・・・5~15万円
- 二重(切開法)・・・20~40万円
- あご(骨削り)・・・35~100万円
- しわ(ボトックス注射)・・・3~10万円
- 豊胸術・・・20~100万円
- 下腹部(脂肪吸引)・・・20~40万円
払えなければ美容整形を受けられない
通常、病気やケガでかかる病院であれば、お金がないからと治療を断られることはありません。
ただ「美容整形」となると命にかかわることではないので、お金が払えなければ施術を断られてしまうだけです。
また疾患のある人に施術を行うわけではないので、保険医療の適用外となります。
つまり美容整形にかかる費用は全額自己負担で用意しなければいけません。
返せる目途がなければキャッシングは危険
- 「この団子鼻がスーっと高い鼻になれば…」
- 「腫れぼったい一重がくっきり二重になれば…」
美に強い意識を持つ女性や極端なコンプレックスがある女性であれば、「キャッシングをしてでも整形をしたい」と思っている方も少なくありません。
もちろん、ボーナスなどで返せるあてがあるならそれもひとつの方法です。
ただし、「とにかくキレイになりたい!」という気持ちが先走り、キャッシングで支払うのは危険です。
払えなければ給料や預金口座を差し押さえられることも
キャッシングに限らず、お金を借りる場合、借入金額により法定金利の上限が決まっています。
借入額 | 法定金利の上限(年) |
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
表を見ても分かる通り、10万円未満だと20%も金利を取られる可能性があります。
一般的な消費者金融であれば年率18%までですが、融資上限額によって利率が変動します。
返済を2ヶ月以上放置すると催促の電話がきたり、家に督促状が送られてくることになります。
たかが数10万円、と高をくくっていてはいけません。
返済しないままでいると、最悪の場合お給料が差し押さえられ、銀行口座も使えなくなる事態に陥ることもあります。
整形費用を支払う方法
では、美容整形で「キレイになる」「コンプレックスを解消する」には、どうやって費用を支払っていけばよいのでしょうか?
その解決策として、ここでは「メディカルローン(医療ローン)」と「カードローン」についてご紹介します。
短期で返せるなら「メディカルローン」
美容整形外科やクリニックであれば、金融機関やクレジット会社と提携している「メディカルローン」や「医療ローン」が組めるようになっています。
メディカルローンの特徴
- 医療費への利用が限定されている
- 分割回数が少ないと金利が安い
- 審査に時間がかかる
- 転院する場合は手続きが煩雑になる
- 医療費としてかかった費用のみしか借りられない
- 学生は親、専業主婦は夫の「同意書」が必要な場合もある
クリニックによっては分割回数が少なければ低金利
金利は提携している先によって異なります。
銀行と提携していても2.8~7.8%と低めのところもあれば、7.0~11.0%と同じ銀行でも高めの金利になっているところもあります。
また、クリニックによっては分割回数が少なければ1%、2%台の低金利でローンが組めるところもあります。
以下は独自のメディカルローンを組んでいる美容クリニックの例ですが、確かに3回~6回払いであればかなり金利が低くなっています。
逆に48回払い以降はキャッシングよりも高い金利です。
回数 | 3回 | 6回 | 12回 | 24回 | 36回 | 48回 |
金利 | 1.5% | 2.6% | 4.9% | 9.6% | 14.5% | 19.4% |
例えば二重のプチ整形で費用が5万円と比較的安い場合は、6回払いにすれば月々約8,000円です。
金額が少ないと金利が低くてもそれほど差は感じにくいかもしれません。
美容整形だと20万、40万円と高額な施術も多いので、そうなると4~5%の金利差でもそれなりの額になります。
他のパーツも整形予定ならメディカルローンだと借りやすい
「二重にしたら次は鼻を高くしたい」
そんな計画を立てているとしたら、カードローンよりメディカルローンのほうが有利だといえます。
カードローンの場合、1度借り入れをして返済期間が短いと増額するのは難しくなります。
一方でメディカルローンの場合、他のパーツも美容整形する場合に増額しやすい傾向にあります。
返済期間が長くなるなら
「豊胸手術でバストを大きくしたいけど100万円近くかかるからどうしよう…」
さすがに100万円近くともなると、金利差はかなり大きくなってきます。
借りる金額も多いだけに、分割回数も多くなりますよね。
例えば、100万円を借り36回払い(3年間)でローンを組んだとします。
メディカルローンの例でいえば、36回払いだと「14.5%」の金利になっていました。
カードローンの場合、金利は3%台~14%台に設定しているカード会社が多く、借入額が多くなるほど金利は低くなります。
金利差による月々の支払額を比べてみましょう。
金利 | 月々の返済額 | 総支払額 |
4.8% | 約29,000円 | 約1,050,000円 |
14.5% | 約35,000円 | 約1,250,000円 |
※計算方式によって金額に差が出ます。
カード会社には、銀行系と信販系がありますが、銀行系のカードローンになると金額が多ければ1.8%の低金利で借りられるところもあります。
カードローンの特徴
- 借入額が多くなるほど金利が安い
- 銀行系は信販系より審査が厳しい
- 即日融資のカード会社も多い
まとめ 安いだけで病院を選ぶと失敗も
美容整形で悩みやコンプレックスが解消でき、人生が明るくなるならOK!
ただし、後先考えず借金をして生活に大きな影響が出てしまったのでは本末転倒ですよね。
また、費用が安いからという基準でクリニック選びをした失敗談もよく聞きます。
外見に影響がないパーツならまだしも、目や鼻など露出の多いパーツであれば、失敗がかえってより悩みやコンプレックスを強めてしまうことにもなりかねません。
まずは返済計画をきちんと立て、費用面も併せて信頼できるか美容整形外科を探しましょう。
カウンセリングの段階で費用面の相談をしてみるのもいいかもしれませんね。